老後や病気に対する不安からか、医療保険の引き合いは引き続き多い状況です。新聞各紙やマネー雑誌でも毎月のように、どの保険が良いかを特集しています。
そんな中で、医療保険に加入するということ、そしてそれが本当に必要なのかどうかを具体的な数字の基に考えてみたいと思います。
契約件数が日本生命を抜いて1位になったと盛んに宣伝している、アメリカンファミリーの売れ筋商品、EVER(エヴァー)を参考に取り上げます。
40歳・女性 日額5千円のエヴァーに加入したケースです。
保険期間/払込期間:終身
月払い保険料:2,200円
入院は一泊二日から保障。一回の入院の限度日数は60日です。
手術給付金は、その程度によって5,10,20万円が支払われます。
40歳女性の平均余命は、ざっと46年ですので、平均余命まで保険料を支払ったとすると、この人が支払う保険料の合計は、約121万円となります。
一方、病気で入院した場合に支払われる給付金は、最高で5千円×60日+手術20万円=50万円です。
つまり、大きな病気で2.4回入院すれば保険料ともらえる給付金が見合うということになります。
最近のがんによる入院日数は、平均で30日程度ですから、がんで入院を4回。大きな手術を2回して、給付金合計は、5千円×30日×4回+20万円×2回=100万円となります。
もちろん、不幸にして入退院を繰り返して、70歳で亡くなってしまった場合は、払込保険料の総額も約79万円ですから、収支からすればプラスになることもあるかもしれません。
こうした計算は、医療保険信仰とも思える状況の中、少し冷静に数字を把握して欲しいために出したもので、いざという時の金銭的な備えが中々出来ない人には、医療保険に加入するということは十分に意味がありますし、医療保険をお守り代わりに考えている方もいらっしゃいますから、その効用は単に金銭では測れないものがあります。
ただ、お金が十分にある方は、違う準備の仕方があると思いますし、先端医療をお金を掛けてでも受けたいと思う方はがん保険や、最近出ている実損払いの医療保険を検討するという手もあります。色々と考えてもどれにしたら良いか分からないという方は、当社まで当社までお気軽にお問合せください。
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